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湊川

木造和船のこと

オンミナブログ2

氷見には、昔ながらの和船を作る船大工がいる。番匠光昭さんだ。番匠さんは、富山県では一人、日本でも3人ほどと言われる船大工さん。その番匠さんのところに、2019年アメリカの船大工ブルックス・ダグラスさんが1ヶ月弟子入りし、ちいさな伝馬船(てんません)を制作した。

氷見の和船は、アテとスギの木を使っている。側面のゆるやかにカーブを描く部分は、バーナーで木を焼きながら曲げる。側面と底の接合部は特殊なノコギリで弧を描きながら合わせていく。なんとも美しい船だ。

ダグラスさんは、制作工程を記録するために伝馬船を作り、できあがった船を寄付してくださった。その船を、湊川に浮かべたい。かつて舟運で使われていたように、倉庫の前に置いてみたい。その願いが届き、お借りすることができた。

毎年4月のサクラの時期に2日間だけ行われる「はる さくら てんません」という遊覧花見船のイベントだけでなく、乗船体験や櫓(ろ)漕ぎ体験ができるようにしたい、そう考えて仲間と伝馬船練習をしている。練習を始めて3回、櫓が水をとらえる感覚がつかめてきた。コントロールできるようになった。

「この川で船を浮かべて遊んでみたい」 想いがかなった。

(Miko)

湊川

なぜ、湊川?

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初めて氷見を訪れた2016年の6月。なんの知識もなく、降り立った終点駅でレンタサイクルを借り、簡単な地図を手に走りはじめた。すぐに川にぶつかったので右に行けば海に出るかな、くらいの気持ちで曲がる。川には低い護岸があるだけでフェンスもない。すぐに川面に手が届きそうな、ひとと水辺の距離が近いことが印象的だった。

「オランダのデルフトみたいだな」 デルフトは大好きなフェルメールが暮らしたまちで、2015年に訪れてその美しさに感動した。デルフトの屋根は皆オレンジ色だけど、氷見のそれは黒。「この川で舟を浮かべて遊んでみたい」そう思った。

それから縁あって氷見に移住することになり、一軒家を借りて住むことになった。

「湊川は、氷見で一番風情のある場所だもの」

わたしが氷見の商店街で初めて買い物をしたお茶屋の店主のことばだ。ああ、わたしだけじゃない、地元のひとも湊川の良さをご存知なんだ。それって素晴らしいなぁ。自分の中の湊川ラヴが確信に変わった瞬間だった

(Miko)